2017年04月20日

[産経新聞] 【主張】米副大統領の演説 平和に向けた力の誇示だ (2017年04月20日)

来日中のペンス米副大統領が、横須賀停泊中の原子力空母ロナルド・レーガン艦上で演説し、北朝鮮を「最も危険で差し迫った脅威」と位置付けるとともに「米国の軍事力を試すべきではない」と強く牽制(けんせい)した。

北朝鮮が核兵器や通常兵器で攻撃してくれば、「圧倒的で効果的な反撃」をするとも語った。

ペンス氏は18日の安倍晋三首相との会談で、「平和は力によってのみ初めて達成される」と強調している。

自らも脅威に直面する日本が、同盟国として米国の北朝鮮政策を支持するのは当然である。日米同盟や米韓同盟が機能してこそ、北朝鮮に核・ミサイル戦力の放棄を迫ることができる。

米海軍のロナルド・レーガンは横須賀を母港に持ち、強力な空母打撃群を率いる。副大統領が訪れて米兵と自衛隊員を前に演説したのは、日米安保体制の強固さを象徴する意味合いが大きい。

ただ、米国が圧倒的な軍事力を誇示し、「全ての選択肢を持つ」と繰り返すのは、むやみに戦争をしたいからではない。

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外交上の解決へつなげるため、軍事挑発を重ねる北朝鮮と、その「後ろ盾」となってきた中国に圧力をかける狙いがある。そのことを理解する必要がある。

北朝鮮は、国連安全保障理事会の決議に反し、各国の非難も無視して核実験や弾道ミサイル発射を繰り返してきた。化学兵器を大量に生産し、保有している。そのうえ、日米に核攻撃の脅しまでかけてくるようになった。

これほどの無法国家に、軍事的圧力を伴わずに対話を呼びかけても効果はなかろう。オバマ前政権の「戦略的忍耐」なども通じなかった。相手の時間稼ぎになってしまうだけである。

米国は過去20年間の外交努力がことごとく失敗したと認め、政策転換を図ろうとしている。安倍首相はペンス氏に「対話のための対話では意味がない」と圧力強化の必要性を指摘した。それも現実的に平和を追求している証しだ。

国会では共産党などが、米国に軍事的選択肢の放棄を日本が迫るよう主張している。これでは北朝鮮が喜ぶばかりだ。平和を損なう原因は、北朝鮮が作っている。国会が率先して論じるべきことは、いかに抑止力を高め、国民を守り抜くかである。
posted by (-@∀@) at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 産経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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