2017年04月12日

[産経新聞] 【主張】「めぐみへの手紙」 多くの人に読んでほしい (2017年04月12日)

産経新聞で、横田滋さん、早紀江さんによる連載、「めぐみへの手紙」が始まった。今後、随時掲載される。

《お母さんは寂しさが募り、それを振り払いながら一生懸命、救出運動を頑張っていますよ》。切々とつづられたこの連載を、政府や国会議員、国民一人一人の、できるだけ多くの人に読んでほしい。

9日付掲載の「手紙」には、桜の木の下に立つ、めぐみさんの写真が添えられた。体調を崩して中学の入学式を欠席した後、「恥ずかしい」と嫌がるのを連れ出し、滋さんが撮ったものという。

桜は満開、少女は、はにかんでいる。この年の冬、めぐみさんは北朝鮮の工作員に拉致された。そして40年後のいまも、両親との再会は果たせていない。

《ひとたび、北朝鮮で事が起こり、暴走が始まればすべての日本人が一瞬で消えてしまうかもしれません。そのとき、国民を守れるのか。拉致被害者を救えるのか。国家の危機がすぐそこにあるのに政治は真剣に考えているでしょうか。本当に国を思い、国民を思い、北朝鮮に拉致された子供たちを思っているのでしょうか》

《一つ間違えば殺されてしまう国で「助けて」と声をあげることもできず、黙って救いを待つ子供たちがいる。お父さんとお母さんは、日本の国として一刻も早く、救いの手を差し伸べてほしいと強く思っています》

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父の、母の、心からの訴えを、平静な気持ちで読める人はいないはずである。父母の思いに国は十分に応えてきたか。国民はその思いを共有してきたか。

平成14年、金正日総書記が初めて拉致を認めて謝罪し、蓮池薫さんら拉致被害者5人が帰国した。しかし、めぐみさんらについては「死亡」情報のみが伝えられ、後に偽の遺骨が送りつけられた。

26年5月のストックホルム合意により、北朝鮮は拉致被害者の再調査を約束したが、何一つ進展がないまま昨年2月、一方的に特別調査委員会の解体を発表した。その後も北朝鮮はミサイル発射、核実験の暴挙を続けている。

めぐみさんは52歳、滋さんは84歳、早紀江さんは81歳になった。長く残酷な時間を、これ以上、この親子に強いることは許されないはずだ。改めて両親の決意をわがこととするため、「手紙」を読んでいただきたい。
posted by (-@∀@) at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 産経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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